空想コラム 『腹賀タツオの物語』 @ |
『 ハラガ、悪いがベルトを貸してくれ、はやく !』 朝礼直前の出来事である。 直属の上司の保井戸係長に言われるがまま渡した。 朝礼中に、この事情を知らない、虎熊牛部長の叱責を受けた。 『ハラガ君、営業マンたるものが、ベルトをしないままで客先に行く・・』 『ありえないことだ。朝礼後、ちょっと残れ! !』 この事態を予想しての係長の言葉なのだ。 ・・こういう上司、尊敬できます? |
空想コラム 『腹賀タツオの物語』 A |
棟階ヘロユキは当時、財形を月に5万円ずつやっている、というウワサがたっていた。 『すまないけど、ちょっと1000円貸してくれないか』ということも、しょっちゅうだった。 腹賀も貸した。 後日、一緒に酒を飲んだとき、棟階はベロベロになって言った。 『・・カネを借りるとき・・5千円とか・・・1万円だと・・相手は・・・覚えているんだ ・・だから小銭で・・500円とか・・・1000円とかだと・・貸したほうも・・忘れるんだ・・』 |
空想コラム 『腹賀タツオの物語』 B |
『ハラガ、今から押売センターに行ってくれ・・そして客先の日度岩部長を訪ねてくれ』 着くと、いきなり 『・・・で、どれをお求めですか?』腹賀にしてみると なにがなんだかワカラない。 『・・何も聞いていない?・・・おたくの上司の保井戸係長には・・・ 今日は特別なスーツのセールで 購入希望の社員を回してくれと言ってあるのですがね』 |
空想コラム 『腹賀タツオの物語』 C |
ハラガ、さっき500円玉の記念硬貨を持っていたな・・ちょっと貸してもらえんか・・』 へえ〜っ、部長もこういうのに興味があるとは意外な感じ。手にすると、どこかに出かけ しばらくして戻ってきた。 ふと見ると、その右手にはタバコが。・・・恐る恐る聞くと、あっさりと 『そう、これに使った!!』 何も、わざわざ記念硬貨でなくてもいいとおもうのですが。部長、それを返してください。 とはいえ、あとのまつり、でしたが。 |
空想コラム 『腹賀タツオの物語』 D |
夏の暑い日。支店長宅に、引越しの手伝いに来た腹賀と棟階ヒロユキ。 汗かきの棟階が風呂から出てくる。 近くに出かけた支店長が戻ってきた。 『手伝いご苦労さん。おっ、棟階、シャワーか』 『ハイ、あまりに暑いので勝手ながら風呂をいただきました』 『かまわんが・・浴槽に入ったか?』 『ハイ』 『・・じつは、2人が来る前に知人が来てな・・ワンちゃんを洗って そのお湯を流さなかったんだな。 ・・・知らなかっただろ、いい湯だったか?』 |
空想コラム 『腹賀タツオの物語』 E |
富戸川部長は会社の泊まりの席で発言した。『これから仕事で○○市まで行く。 そのため、忘年会の始めのうちだけ参加する』 翌朝、その富戸川部長が別な部屋から出てきた。 『さすが、トドカワ部長、ゆうべ遅くに仕事を済ませ、こんなに早く戻られた・・』 『いや、予定を変更した』 とだけ言い、その場を去った。 後日、別な部屋で、しこたま飲んで、仕事を中止したことが判明した。 |
上司の嘆き |
忘年末の宝くじを買った上司。 『くそ〜。発表を見たら・・・前後賞の・・・次だった!! 多分、前に並んだやつが・・・』 そのときまで考えたことがありませんでしたが、よ〜く考えると、 全国には、ご同輩が、たくさんいることでしょう・・・。 |
不幸中の幸い |
仙台で雪が降りました。地下鉄の台原駅を通過したら自損事故を目撃しました。 ドライバーは無事です。警官と話をしています。 雪でスリップし、中央分離帯に衝突。 はずみで横転し勢いがあまり、ひっくり返ったようです。 完全に逆さまのクルマを見たのはこれが2度目です。 シートベルトをしていなければ大変だっただろうと思います。 事故は決して、ひとごとではありません。充分気をつけたいと思います。 |
エイ転 |
行く先々で嫌がられ、実に10数回もの転勤を繰り返す上司。 このたびも、近々転勤になる。 上司に耐えかねて退職も考えた・事務員さんの一言。 『 ご永転 (永久に転勤)・・おめでとうございます!!! 』 |
友人からのメール |
『・・・会社にいるとでるのは “ため息” と “動悸” と “不整脈”なり・・・ おまけに(近くに)・・・貧乏神がいるような・・・気がする』 |
ハラガ タツオの最終回 |
所長代理で会議に出席したハラガ。 支店長が 『・・単純に計算してもこうなる・・』 思わず 『ホントに単純ですね』 と、むこうみずな発言をしたハラガ。
ゲラゲラ笑った所長は3人・とばされました。この直後、支店長に転勤を命じられたのです。 張本人のハラガには、お咎め無し。多分、若気のいたりと許してくれたのでしょう。 数年たち、その支店長も会社を去りました。 被害にあわれたかたがた・・お許しください・・・。 |
必殺仕○人 |
回転寿司のチラシを見ながらつまんでいる知人。 『こうしていると寿司を食べている気分になるだろ、なっ、なっ』 うんうん、なるほど。『・・・チラシ寿司ってわけだ。おめえさん・・・長生きするぜ・・』 |
郵便局にて目撃 |
『料金別納郵便は切手を貼らなくてもよろしいんですよ、お客様』 『あっ、すでに貼っておられる』 係りの人がここで、ギョッとして 『・・・コレは・・・、切手ではなく、収入印紙ですよ、お客様・・・・』 100通ほどの封書。 そのあと一体どうなったものか・・う〜む、気になる。 |
サバンナの一場面 |
立派な、たてがみのライオンが、お食事中。 それを取り囲んで見ているハイエナたち。 『始めから観察していて、わかったことですが』 と、ライオンの研究者チーム。 『この獲物はハイエナたちが共同で狩りをして得たものです』 『それを嗅ぎつけたライオンが後から来て、こうして獲物を横取りしているのです』 ハイエナのうわまえを、はねるとは!! さすがに百獣の王・・・である。 |
遠い昔に |
友人と釣りにいった時。 友人の仕掛けに海草が、からみついた模様。 立ててあった竿が倒れ、沖に引きずられていきます。 このスピードがものすごく速く 2人であわてて追いかけたものの、友人の竿は海中に消えたのでした。 |
信じ難い行動 |
仙台市の街中の地下に、とあるラーメン屋がありました。 コの字型のカウンターの厨房の中で、5・6人分を作っていました。 若かった私は大盛りを頼みその様子を見ていました。 すると麺を入れた器から、一箸ずつ麺を取り、一つの器に・・。 『・・まさか、頼んだワタシの分?麺をたすのではなく、全員のものから取るワケ・・??』 平然と皆が見ている前で、なんのためらいもなくやっています。食べにくかったのなんの・・。 遠い昔の話です。 しばらくして、この店は、閉店してしまいました。 |
節約家 |
土砂降りの雨の中で、お客様を待つ我々。 知人が傘をさして自分のクルマに。 雑巾をだしてルーフやらボンネットを拭いている。 『乾いた状態で、これをやると塗装にキズが付くからな・・・』 土砂降りの雨はちょうどいい・拭いている矢先に雨水が・水もタダだし。 う〜む。彼は節約を重ね、カネ持ちになるに違いない。 今のところ、その兆候は・・・全くみられないが。 |
暖冬でしょうか? |
仙台も昔の今時分は、市内を走行するバスはチェーンを巻いていました。 今年は全然、雪が降りません。正直な話、雪がないほうがいろいろと便利です。 たとえば青森とか秋田の日本海側も雪が降ります。 たまに見る分にはロマンチックな雪も、日課になった場合そうでない事に 気がつきます。山の雪は夏場の水の貯水である場合があります。 雪が降らない年・・夏の渇水が心配な冬でもあります。 温暖化を実感する今現在です。 |
自然災害 |
先日、チリ地震による津波がありました。 仙台では陸地には特に被害がなかったものの、隣接する七ヶ浜町では 養殖筏に被害がありました。 気仙沼市・女川町では、海水による、浸水がありました。 普段、あまり気にしないものの、自然災害が起きると、 日々のありがたさを実感する今日このごろです。 |
ランチタイムの出来事 |
先日、ハンバーグ店に行きました 隣りにはビールをひとりで飲んでいるご老人。 店の人が 『ハンバーグのソースはデミグラスとオニオンが選べます。 いかが致しますか?』 『ソース・・ソース』 と、つぶやくご老人。 しばらく考え (真顔で) 『ブルドッ○ソースに・・してくれい』 |
7月のゲリラ豪雨 |
先日、仙台は夕方に雷雨・土砂降りの雨。 クルマで走行中・ワイパーがおいつかないほどです。 道路は冠水し小川のようになり、前進するのをためらうほどです。 たたきつけるような雨・ものすごい雨。 (それでも雨量は42ミリです。 九州では、一時間あたり100ミリの雨だったそうです) この雨が半日・あるいは一日降ったら、災害が起きると実感した日でした。。 |